終戦の日、平和を祈る。

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 8月15日は終戦の日。
 77年前に終わった第2次世界大戦。戦没者を追悼し、平和を祈願する日です。
 まずはご冥福を祈ります。

 僕は平成生まれで、戦争のリアルを本当の意味では知りません。知っているのは教科書の事、映画やドラマに漫画とアニメで見たこと、広島の原爆ドーム、授業の一環で聞いた語り部さんの話、沖縄のひめゆり等の歴史の一部です。
 戦争を語るには見識不足かもしれません。でもあまりにも多くの犠牲が出てしまった事、2度と繰り返してはいけない事だけは知っています。広島や長崎の出来事はもちろん、戦場に立った多くの人や、あの時代に翻弄され、つらい現実を目の当たりにした当事者の方々には言葉もありません。国も人種も関係なく、戦争が終わったと宣言されてもう2度と戦いたくないと思ったはずです。戦争のせいで、多くの人がこんなはずじゃなかった生活を強いられたことでしょう。

 誰もが戦争を望んでいないと言います。
 でも世界各地で紛争や内戦は起きています。現にロシアとウクライナの戦争もそうです。そこには各々の思惑や利害関係、事情や歴史的背景や政治の都合等の理由で争いが手段になっているのでしょう。思想や正義は人の数だけあるというので仕方ない部分があります。それが集団となって自分を正当化して相手を叩く構造は、大なり小なり人間社会に深く根付いていると思います。長い歴史がそれらを物語っています。
 誰もが望んでいないと言いながら、戦争という手段を選んだ誰かが存在するのも事実かもしれません。

 これから先の未来、戦争を手段に選ばずに済むような、平和な日常を他人の都合で奪われないような、それが「普通」の世の中になってほしいと願っています。
 日本は比較的に平和な国です。でもいつだって、平和は突然崩壊してしまうものです。国同士に限らず、個人と個人でも同じでしょう。暴力で争う前に話し合って解決できれば理想です。できない場合でも命と尊厳の奪い合いだけは避けなくてはなりません。それだけは越えてはならない一線なのです。人として、あの時代を生きた人達から、この時代を託された世代として、僕は思います。

 幸い、僕は平和な日常を送ることができています。朝起きて、仕事に行って、自分の時間は少ないけれど好きな事もできて、休みには遊びに出掛けたり、1日中どこにも行かずにのんびりしたり、友達とご飯を食べたり、家族と話をできます。自分の意思で何をするか選べます。
 そしてこれが明日も来週も来年も続いている、続いてほしいと思っています。とても幸せなことだと、改めて思いました。
 

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